ネパールのこといろいろ

縁あってネパールが第二の故郷になりまして

恋愛至上主義の日本とお見合い文化のネパールの結婚

こんにちは、こたろうです。今日はネパールの結婚事情を日本と比べながらご紹介したいと思います。再発見があって、自分でも勉強になりました・・。

 

ネパールの結婚事情 お見合いが主流

先日、占いのお話をさせていただきましたとき触れましたが、夫のアランのお姉さんが最近結婚しました。

blog.araam-nepal.com

そもそも、お姉さんネパールアラフォーで独身だったわけなんですけど、すごく稀有だと思います。

 

日本だってなかなかのプレッシャーがかかるアラフォー独身女子。発展途上の国でそれをやってやるなんて、ニキータお姉さん、心強い。まじすごいな!

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彼女は、独身時代「”お一人様”で行動するのが好きなんだ」とも言ってました。そんなことを言い切るのも、かなりびっくりしました。

 

 

さて、ネパールのそんな結婚事情ですが、

親が手配するお見合いで多くのヒトが結婚します。理由は、多民族国家であること、そして事実上まだ生きているカーストがあること。

 

とくにによりクロス民族の結婚は、食べ物から始まって様々な習慣が異なることから、難しそう。宗教や古くからの習慣を大事にしている文化から考えて、他の宗教のヒトと結婚させると苦労するって思うんでしょうかね。

または、子孫繁栄で、自分たちの文化を末永く生かすを考える親御さんも多いと思います。

 

 

友人の一人は、ネワール民族の彼が居たのですが、彼のお母さんに「わたしが死ぬときは、ネワールの嫁に世話してもらわないと天国に行けないから結婚してくれるな」みたいなことを言われたそうです。

 

 

カーストも、原則的に同じカーストのヒトがお相手でないと、上下関係みたいな階級に厳しい親御さんの場合、大変そうです。

 

 

実際、アランのご友人たちも多くがお見合い結婚で、同じ民族やカーストのヒトと結婚しています。

 

 

そんなこた知らない頃、アランのネパール友達の一人に「奥さんとはどこで知りあったの?」と尋ね「お見合いだよ」、何で聞くのヨ??という顔をされて、困惑したことがあります。

 

恋愛と結婚は別のカレ

ネパール語クラスで知り合った、在日のネパール人の彼がいる女性がいます。

でも、彼女は

 

「来年には別れる予定なんです」

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と言うんです。

 

別れる予定?(´・ω・)

 

「彼がネパールに帰国して、結婚するからです。」

 

とのこと。

 

彼は、ネパールの割に田舎の方の出身で、同じカーストの女性と結婚することを子どもの頃から決められていて、日本に来たときから、そのつもりだったと。

そんな、割り切りが若い男女にできるとは!(゜ロ゜)

日本と恋愛至上主義

かたや、日本では、一般的に恋愛の延長線に結婚があると考えられていて、つまり、恋愛結婚が理想的とされてますよね。

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でも…第二次世界大戦直後までの日本もお見合いが主流だったはず。祖父母世代は、たいていお見合いですよね。

 

 

でも欧米の影響で、恋愛結婚の割合が増えて、今ではお見合いクラブではなく、本当のお見合いはほぼなくなりつつあります。

 

お見合いとは個人の感情より、家の事情を優先して結婚するということ。日本もかつては家柄というものがあり、同じ家柄よヒトと家族を持つために親の決めたヒトと結婚していたんですよね。

 

ただ、其の前の明治時代に、欧米で発生した自由恋愛という結婚における男女平等の思想が日本にも入りました。結果、一夫一婦の結婚制度も成立。

 

 

一夫一婦制ができた後も、お見合いのシステムは残りました。なので家と家ではなくて、個人と個人のつながりというコンセプトである「恋愛」がロマンチックに思えたのでしょうね。

 

 

プラス、恋愛至上主義が加速したのは、欧米への憧れからなんだろうと想像つきますね。欧米のもの、なんだかステキに見えがちですものね。

 

 

いま、わたしたちは恋愛至上主義にがんじがらめになってる気がします。だって彼、彼女がいないのは、かわいそう、みたいな雰囲気ないですか?

 

 

実際、四十代独身の知り合いに「彼氏います」とやけに口に出すアラサー女性がいるのですが、会うのは3ヶ月に一度。ほぼ毎日ビデオチャットはするそうなんだけど、一般的にはお付き合いしてる類ではないような。

 

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敢えて「彼氏」と呼ばなくてよいのでは、と、個人的には思います。恐らく恋人がいないと格好つかないと思わされてるからではないだろうか?

 

美輪明宏さんの「愛の話 幸福の話」という本で

 

運命の人に出会うことだけが恋愛の終着点ではないし、最高の幸福ではありません。愛を知らないで終わってしまう人生があってもいいのです。

今はみんな、恋愛で救われようとしています。恋愛や愛欲が、へんな宗教みたいになってしまってます。恋愛さえしていれば安心

これを読んだとき、衝撃が走りました!

実際わたしは、恋愛に熱心でない自分を若い頃卑下していました。

ネパールも恋愛至上主義になりつつある?

この記事を書くに当たりネットでちょっと調べてみたら、

お見合い結婚についてどう思うか?というネパール人のヒトの書き込みをいくつが見つけました。

とあるブログでも、

 

 

”自分の親も祖父母もお見合い結婚だが、みんな互いに愛し合っていて、お見合い結婚は悪いものではない”

 

と言っていました。

 

 

つまり、お見合いに対する見方が「恋愛結婚より劣るのでは」という内容なんです。

 

ここにも、欧米化が。

 

ニキータお姉さんの結婚は、恋愛結婚でした。

きっと、ネパールも、あっという間に義理のお姉さんみたいな独身アラフォーキャリアウーマンが増えるのでしようね。

 

 

 

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