ネパールのこといろいろ

縁あってネパールが第二の故郷になりまして

情熱の赤と純潔の赤 結婚式は何色?

こんにちは、こたろう(ΦωΦ)です。今日は、色のお話です。

 

セクシーな色?

突然ですが、、赤い下着ってセクシーっ(*´ー`*)ていうイメージですよね。一方で白は無垢なイメージ。花嫁の色。ウエディングドレスも白無垢も純白。

 

でも、ネパールなどヒンズー教圏では違います。

 

ネパールで初めて結婚式を見たのは5年ほど前。ホテルの窓から下を見下ろしていたら、すぐ近くの広場みたいなところに、花で装飾されたゲートがあって、その脇に男女数人が居ます。そのゲートをドレスアップした人々が、ワラワラと通って会場に入っていきます。

 

夫のアランに聞くと、それは結婚式でした。

ゲート脇の数人には真っ赤なサリーを着た女性が。それが花嫁でした。

 

えー!結婚式で赤色のドレスというと、お色直しや二次会のようなイメージ、ではないでしょうか?

 

ネパールでは、真っ赤こそ結婚の色なんです。サリーだけでなく、靴、ベール、ネイル、口紅も全て赤を身に着けます。

 しかも、ここで大事なのは真紅であること。 (  ̄ー ̄)


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わたしもヒンズー教の結婚式を挙げましたが、持っている口紅が赤かったので、それをつけようとしたら、

 「だめだめ、本当の赤じゃなきゃ!」

と一蹴され、緋色の口紅を調達しました。

 

なぜ、赤色でキメルのか? (*゚∀゚)

 

情熱の赤で、新郎をメロメロに(•ө•)♡


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 ということでは、ありません。神聖な理由が、あるんです。

 

赤色は最強色!

性的(シャクティ)エネルギー♡カラー

赤はネパールでは結婚の時以外にも、ハレの日やお祈りのときに使われる最強の色です。

子どもの誕生のとき、お子さんの成人式などの行事でも赤色がキーカラー。

 

これは、ヒンズー教の宇宙原理を象徴するシャクティが赤色とされているところから来ているようです。

シャクティは訳すと性的エネルギー。実はヒンズー教のお寺には男性器を模したお守り(リンガ)があります。性行為は、エネルギーの源ととらえられているみたいです!ま、生殖活動ですから、そう解釈するのも理解はできる。

この意味では情熱の赤色なんですね。

 これがリンガ。

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ヒンズー教の神様トップ3の一人、シヴァ神の神妃はシャクティのシンボルでもあり、赤色の象徴でもあります。

そんなわけで、ネパールカラー業界?では、赤色は帝王のような最強カラーなんだそうです。

 

 

慈悲深く、勇敢で守護神でもありながら破壊神でもある妃神様の赤色を身にまとう。

そう考えると、真っ赤なサリーを着る気分は最強かも。勉強してから結婚式を迎えればよかったです( ´-`)

 

仏教やキリスト教でも赤は特別な色

ちなみに、仏教でも五色の一つが赤色ですよね。あの赤は仏陀の血の色を表していて、とどまることのない救済の心の色と言われているようです。

 

一方、神道でも赤は意味を持つ色。赤い鳥居のある神社がありますよね。

あの赤は、鳥居はなぜ赤い? | 大野湊神社によれば、魔除けパワーなんですね。

 

 

キリスト教では、神の愛とキリストの贖罪の血を象徴するという矛盾した意味を持つそう。ちなみに白は、やはり純潔。

いろいろな宗教で赤は、スペシャルカラーなんですね!

 

白は無垢?それとも・・・・死・・?

日本では白が花嫁の色なのは確固たる事実です。でもよく考えると色打掛は真っ赤ですよねえ。

 

と思って調べてみました。すると・・・実は、

 

 

あなた色に染まります(*σ>∀<)σ

 

 

と言ったロマンチック、純潔な意味だけではないことが、分かりました!ずっと知らなかった。


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白無垢の歴史〜今と昔の違い〜 | 京都/タガヤ和婚礼によれば、

白無垢を着て、綿帽子をかぶり、その下には角隠しがあります。

角は鬼の象徴で、あの世のものとされており、それを綿帽子で隠していました。

その後お色直しで角隠しがとれると、鬼ではなくなり生まれ変わったということを表します。

“新しく生まれ変わり嫁ぎ先で生きていく”という意味があるのです。

 

 

 

一度死んで(白)、産まれかわる(赤)。

 

 

 

というステップが、白無垢と赤色の色打掛なんだそうです。

そして、よく考えれば、白はホワイトウエディングの色でもあるけど、死装束の色でもあるんですね。というより日本では、死装束が先みたいです・・・。いや、びっくり。

 

 

死に装束が白の理由は、諸説あるようですけども、(仏教説ですが)極楽浄土に巡礼へ旅立つ際に穢れない状態で向かうためとされています。または、赤は”赤ちゃん”というように誕生を意味し、その反対の白は死を意味するようになったとも言われています。

 

 

なお、ネパールでも、白は喪の色旦那さんがなくなった奥さん、つまり未亡人は喪中白い洋服を着ます。でも一方で、白は、ヒンズーの世界でも無垢、清らか、平和の色。知識の神様とされるサラスワティもいつも白いドレスを着てます。

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 赤と白って、なんだか両極の意味をそれぞれで持つ不思議な色なんですね。

 

 

 

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