ネパールのこといろいろ

縁あってネパールが第二の故郷になりまして

虎の話を掘り下げてみました。

こんにちは、こたろうです。(ΦωΦ)

つい最近、ネパールが野生のトラ生息数の復活に貢献していることについて、こちらの記事で少し紹介させて頂きました。鹿児島の動物園での事件のニュースを見て、少しネパールのトラのことや動物園のことを掘り下げてみようと思いました。

 

亡くなられた飼育員の方のお悔やみ申し上げます。

 

 

野生のトラを増やそう!でも、増えるということは他の動物への影響も

8年前の2010年、野生のトラは2020年には絶滅が危惧されていました。2010年の9月のWWF のページではこんな記事では出ていました。

 現在、世界に生きる野生のトラは約3,200頭。この100年間にトラの個体数は約97%減少し、生息地は90%減少したといわれており、まさに絶滅寸前の危機にさらされています。

 

 同年の11月には、トラサミットが開かれ、2020年までに倍増させることを目標に閉幕。その目標を、今、いち早く到達しそうなのが、ネパール。

でも、野生の虎の生息数が伸びるということは、人間と野生のトラの接触の機会も増えるということですよ・・・

 

もともと、ネパールでは野生動物と人間との接触してしまうことはよくありますが、一方的に一方的に襲われるということは少ないそうです。

 

では、接触のケースとしてはどういうものがあるかというと 

 

接触ケース1:間接接触

家畜のための飼料が荒らされたり、家畜自体が襲われるとか。農家などにとってはこれだけでも困った話かと思います。

接触ケース2:直接接触

しかし、近年、直接接触、つまり襲われるケースが出てきているようで・・・。

Himalayan Tiger Fundationのこちらの記事では、新婚初夜に家で象の奇襲にあったカップルの話が紹介されていました。

himalayantigers.org

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命からがら逃げ伸びたカップルは、

 

 

「象は僕たちの熱々ぶりに嫉妬したのかな」

 

 

なんて悠長なコメントを出したとか。。

 

でも、そんなシャレたジョークも言っていられなくなる日は近い、と警告しています。すでに、今年の8月チトワン国立公園の近所で、トラに襲われて女性が一人亡くなっています。

 

チトワン国立公園の周りは森になっており、地元住民はそこで生活に使う木や葉っぱをとったりしているようで、森に入ること自体がもう命を危険にさらしているのだと別の記事は言っていました。

女性は公園に隣接する森に入ったようでした。トラが国立公園の内側の方に縄張りを確保しづらくなっていることが、公園の外で人間と接触してしまったことの原因ではと語られています。

 

また、野生のトラの数が増えると、他の生態にも影響が出ます。

ネパールの大学の研究によれば、ヒョウはトラの増加によってトラがヒョウを殺してしまうケースが増えたり、公園での生き場を失うヒョウが増え、国立公園外に出てしまう懸念もあるようです。

 

一言で野生のトラを増やした!よかった!

じゃすまされないというか、生態系についての深い理解と公園周辺の住民をいかに守るかなど総合的な計画を立てていかないとですね。

 そもそも、こういった保護区のトラと動物園のトラは別物だと思いますが、大元は同じ動物。保護区でも、やっぱりヒトとの間の衝突・・・はあるんだということが理解できました。

動物園は必要なのか・・・?ネパールには動物園はひとつしかない!

一方で、動物園は別ものですよね。動物園にいる動物は、基本的に飢えていないはず。それでもやはりヒトを襲ってしまう事件は、世界中で起きているみたいですね。。そのとき、その動物を殺処分すべきかという議論も。

また、動物園から動物が逃げ出して人間に危険が及ぶ事件も、ときどき聞きますよね。

 

ネパールにももちろん、普通の動物園があります。それはパタンにある「The Central Zoo」です。 

 

これ、ネパール唯一の動物園!

 

わたしは、狭い檻のなかに動物を閉じ込めておくことが人間本位で好きになれません。

ですがこちらの動物園は比較的、各動物の檻は大き目で、しかも地面はコンクリートでなく、土でした。そんなわけで、好感が持てました。

 

そもそも動物園の由来は・・・なんとメソポタミア文明まで遡ります。ナショナルジオグラフィックによれば(zoo | National Geographic Society)、権力者がその力を見せつけるために、遠方から珍しい動物を連れてきて見世物にしたのが始まりとも言われているようです。 つまり個人的所有動物園。

 

メソポタミア文明のエジプトに、なんとイルカなどを連れてきたとありますね。(;゚Д゚)!。

 

その後は生態研究などのための動物園が出てきて、18世紀には初めて、他の人に見てもらうための動物園が出てきました。フランスのパリだそうです。目的は、博物館のLIVE版。今の動物園と思想が似てますね。

今日の動物園は、教育と生態研究目的とされてるんですかね・・・・。最近の傾向として、広いスペースを動物に確保してあげるとあります。

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でも、いくら広いといっても、自然とは違う。

北海道の○○動物園が一時すごい人気でしたよね。自然の生態のまま見ることができる、みたいな。実際、行ってみましたが、正直、広いとは思えなかった。です。。

 

なんだかダラダラ書いてしまってますが、やっぱり動物を囲って保持するのは、人間にも動物にも無理があるのではないでしょうか。子供の頃、動物園は楽しかった気もしますが、では、なかったら人生が違ったかというとわかりません。

 

それよりはナショナルジオグラフィックとか、アニマルプラネットみたいな番組をもっと見てたら、人生観が違った気もします。www.animalplanet.com

 

 

 

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